忍者ブログ
賀川豊彦記念 松沢資料館の学芸員による雑記帳です。仕事上の出来語や、最新のイベント情報などを掲載します。(個人的な見解であり、資料館としての公式な見解ではありません。)
[89]  [88]  [87]  [86]  [85]  [84]  [83]  [82]  [81]  [80]  [79
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

1/23(土)に、東京大学総合研究博物館で開催された「ギャラリートーク&ディスカッション」に参加した。昨年11月の同館専修コースでのワークショップをそのまま展示して頂いている。当日は、資料蒐集者の元東京都学芸員・小田静夫氏から直接資料を入手した際の話を聞いた。これがなかなか面白く、引き込まれてしまった。なるほど資料をこよなく愛しておられるからこそ、語れるのであろう。振り返れば、自分も館内の展示を前にガイドを行っているが、小田先生ほどうまく語っているのだろうかと、ふと自分を知るのが怖く感じた。一般参加者からは展示方法に対して、厳しい意見を頂いたが勉強になった。

トーク終了後は、コース参加者達で担当教授の研究室へ押しかけ、茶をふるまわれる。尽きない笑いを分かち合い至福に浸る。短い期間ながらも、不思議なほど親近感が皆に湧く。夜遅くまでともに汗を流して制作した間がらならではのものだろう。

その後は懇親会へと流れるが、これまた話題も笑いも尽きない。同じ関心をもつから、専門的なことまで踏み込んだ話しができる。日ごろ一人仕事での引きこもり的収蔵庫作業の無言の嵐状態にくらべて、業界の話題を理解しあえる時間が持てた。


特任教員の方々は、それぞれ研究のため翌週から海外へ出張とのことである方はペルー、ある方はインド洋、ある方はトロントへと向かうとのこと。お気をつけて。

三月には勝手に撤収に参集する予定である。これもまた同窓会なのだろうか。それにしても仲間がいるとは、なんとよきことかな…

賀川豊彦の周囲にも仲間がたくさんいた。ともに汗を流し合った間柄ならではの、さぞかし仲睦まじき情景であったであろう。

さかのぼるが、1/18月曜日には、明治学院大学横浜校の授業に招かれ、『死線を越えて』を上映してきた。同大学の元院長先生からのご要請で、光栄ながらも、ご用意させて頂く。

まだ教養課程の学生さんらだったが、案外真剣に見てくれたので、嬉しかった。上映前のざわめき度に当初困惑するも、スクリーンに照射されたとたん、人声が止む。映像の力は「凄い!」つくづく感じる。終了後、筆者からも挨拶がてら賀川豊彦を少し紹介させて頂いた。聞いてくれてありがとうと、感謝な気持ちだ。

賀川豊彦は彼らの先輩の一人であることを強調したが、果たして何人かでも関心を持ってもらいたい。

1/22(金)には、献身100年記念の実行委員会が開催された。最後の実行委員会開催であった。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
フリーエリア
最新コメント
[05/17 Backlinks]
[02/28 雑芸員]
[02/27 荻田(長尾)香世子]
[08/31 N. F]
[11/19 雑芸員]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
賀川資料館 学芸員 杉浦秀典
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1964/10/06
職業:
博物館学芸員
趣味:
資料整理、バイク
バーコード
ブログ内検索
Copyright © 賀川資料館 学芸員のひとりごと All Rights Reserved.
Designed by 10p
Powered by Ninja Blog

忍者ブログ [PR]