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賀川豊彦記念 松沢資料館の学芸員による雑記帳です。仕事上の出来語や、最新のイベント情報などを掲載します。(個人的な見解であり、資料館としての公式な見解ではありません。)
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献身記念事業の一つに、共同データベースの企画がある。これは、松沢資料館と神戸のイエス団ミュージアムのデータとを、VPNを引いて、一つのシステムで管理するものである。これについて、いよいよ最終段階に入ったこともあり、これまで何度かデータベースについてのご教示を頂いている東京大学情報学環のT氏を、先月2日に訪ねた。学環ゼミ室で2時間も、特別個人講義をして頂き、本企画のデータベースのテーブル設計について、お知恵を拝借した。私の見識では至らない点なども、懇切に教えて頂いた。T氏によれば、共同データベース(公式には”ミュージアムネットワーク”と称して、献身事業の一環にしている。)というものは、これまであまり事例がないのではないかということである。献身事業は、委員、事務局だけでなく、T氏のようにまったくの好意で関わってくださる協力者も、背後にはいるのである。今後は神戸と松沢のみのネットワークでなく、その他の賀川ミュージアムなどとの情報共有化を進めて行きたい。
<写真:共同データベースのHP用検索画面(案)>
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今年の4月11日に、アメリカ、ロスアンゼルスにて、映画「死線を越えて」が上映される。ジェームズ・アームストロング・シアターという会場で行われるのだが、日系人の方が、取り計らいをしてくださった。
奇しくも同じ時期に、リトルトーキョーでは、ジャパン・フィルム・フェスティバルが開催され、同映画はそちらでも上映されるとのこと。賀川豊彦健診100年記念事業・東京プロジェクトでは、当日の舞台あいさつ、また近隣での講演会のための、講師を派遣する予定である。その時期、ロスに行かれるかたは、ぜひご参加いただきたい。
<写真:「死線を越えて」上映会の、日・英語のポスター>
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昨年の11月に雑誌社の方が来て、モデルさん(と言っても、嵐の松本潤さんである!)の撮影会場にしたいとの申し出があり、快くお引き受けした。撮影は12月初旬に行われた。先日その雑誌が発売になったが、どの写真も当資料館を背景にしているのに、まるで別な場所のようである。カメラマンは新進気鋭の情熱ある人物であった。またご利用いただけたら幸いである。
<掲載誌:GINZA 2月号 マガジンハウス刊>
aedb8e37.jpg4月に「死線を越えて」を再版して頂く予定の、PHP研究所より賀川豊彦関係書籍が刊行される。
神戸大学大学院の滝川好夫先生の書き下ろしである。写真をご覧いただけるとお分かりの通り、帯には「賀川豊彦の経済学から学ぶべきこと」と打ってある。一般書の表紙に”賀川豊彦”と書かれるのは、久しいのではないだろうか。

序文(はじめに)には、「~本書は、「倫理の欠如」や「道徳の欠如」が金融・経済や生活を駄目にしている。つまり「道徳の欠如が日本の金融・経済を駄目にしている』、『道徳の欠如が日本人の生活を窮乏化している』という認識のもとで、道徳がいかにして日本の経済社会を再生するかを論じています。日本経済や日本の生活を再生させるには「道徳」が重要であることを主張したいと思います。」 とある。ここを読むだけでも、今のご時世には、大変刺激的な内容であろう。
    とにかく中身は、賀川の思想がぎっしり紹介してあるので、ご関心のある方は、ご購入頂けたらと願う。 (本体1500円)



新しい年が良き年であるよう、今年も祈りから始めたい。

さて、昨年報告したことがあるが、国際連帯税の市民委員会が昨年12/13土曜日に開催された。雑芸員は、午前午後と、つくば市で開催された全国学生生協大会に出ていた。出品した賀川パネル展設置のため同地を訪れていたのだが、夕刻からは同委員会にはせ参じた。

各界の識者、活動家を含めた市民からの声を法案へ反映さえるための準備過程であったが、その際進行をオルタモンドのスタッフと共にして下さった、千葉大学大学院の上村先生から、とても感銘深い新年のあいさつメールが届いたので、以下ご紹介したいと思う。

尚、当日の市民委員会にて、世界連邦運動協会が今法案に関する市民委員会の事務局を名乗り出て、積極的な活動を始めているので、賀川関係者の皆様にも是非ご理解とご支援、ご協力を頂けたらと願うところである。この活動に対しては、個人的には賀川精神の実践のひとつと捕らえている。もちろん「グローバル」という言葉自体に複雑な意味作用もあるのは承知している。しかしながら一市民の国際貢献と自覚的に捕らえて参与をしているのであり、その点を汲み取っていただけたら幸いである。


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プロフィール
HN:
賀川資料館 学芸員 杉浦秀典
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/10/06
職業:
博物館学芸員
趣味:
資料整理、バイク
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