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賀川豊彦記念 松沢資料館の学芸員による雑記帳です。仕事上の出来語や、最新のイベント情報などを掲載します。(個人的な見解であり、資料館としての公式な見解ではありません。)
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at 表紙待望の季刊誌『at』15号賀川豊彦特集号(太田出版発行)が4/1に発売になります!山折哲雄氏、田中康夫氏はじめ、多くの方が賀川を論じています。これまでにない斬新な賀川論が多い一冊です。ぜひお近くの書店でお求め下さい!
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世界連邦国会委員会の事務局より、下記のようなお知らせを頂いている。本当は早く掲載しなければならなかったが、遅まきながらもお伝えする。

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世界連邦東京都連合会新春研修会のお知らせ(転載歓迎)

私=塩浜が事務局を務める世界連邦運動の東京都の新春研修会で国際連帯税について取り上げます。
上村先生に講演していただきます。

国際連帯税とは、国際通貨取引や国際航空券などに税をかけ、その税収を途上国の貧
困対策やエイズ・マラリア・結核対策などにあてるというものです。

国連ミレニアム開発目標の達成がODAだけでは難しいことからこのような資金メカニ
ズムが議論させるようになりました。また国際通貨取引への課税は過剰なマネーゲー
ムの抑制にも役立つことが期待されています。

税というと難しい印象を持つかも知れませんが、講師の上村先生は、話がわかりやす
く、人柄も素晴らしく、学生から人気があります。おすすめです。
世界連邦の会員になっていない人も参加できますので、ぜひご参加ください。

日 時 :  2009年2月7日(土)午後1時30分~

場 所 : 豊島区民センター 第5会議室  

講 師 : 千葉大学地球福祉研究センター准教授 上村雄彦氏 

テーマ :  国際連帯税の可能性
   ―より透明で民主的なグローバル・ガバナンスの実現に向けてー

 参加費 : 無料

主 催 : 世界連邦東京都連合会
共 催   世界連邦日本国会委員会
世界連邦運動協会豊島支部設立準備会
後援 豊島区
      
豊島区民センター(コア・いけぶくろ)  
豊島区東池袋1-20-10 TEL 03-3984-7601  
   JR山手線・地下鉄有楽町線 池袋駅 東口から徒歩5分  
   http://www.toshima-mirai.jp/center/a_kumin/

参加希望の方は、塩浜(下記)までご連絡願います。
sekairenpou@beach.ocn.ne.jp
問い合わせも塩浜へ

プログラム概要:
13時  開場
13時半 開会:あいさつ、来賓紹介など
13時50分  2008年度報告など
14時  講演:国際連帯税の可能性(上記参照)
15時  休憩後、お茶・お茶菓子などで歓談、自己紹介、支部報告、質疑など
16時  閉会

 
昨年、韓国で『ブラザーフットエコノミクス』の出版があることをお伝えしたが、本日は、その出版物がすでに刊行されたとのご報告を、翻訳者であるプルム農業環境学校のハンソンミョン先生自らがお越しになり、ご報告下さった。思わぬ朗報に心が躍る。

この書の原本は英語であるが、各国語に翻訳されてきた。しかし日本語、韓国語はこれまで出版のの記録はなかった。(「キリスト教兄弟愛と経済改造」という、基になった論考は、旧「雲の柱」(復刻版)で読むことができる。)

当館研究員の調査によると、この出版を手掛けてくださったプルム学校創設者は、韓国のガンディーといわれたハン・ソックンの影響を受けた人とのことである。ハン・ソックンはキム・ギョシンの影響を受け、キム・ギョシンは日本に留学して内村鑑三の影響を強く受けた。いずれも韓国で独立や民主化に貢献した有名な思想家たちとのことである。ちなみに、お帰りがてら、ハンソンミョン先生は、無教会の先生とのところをお立ち寄りになられると、ご同行された大東文化大学教員の先生が言っておられた。

出版をしたグルムコ出版は、エコロジー関係の書籍を出版しているとのことである。歴史的にも由緒ある協同組合関係者から、このたびの出版になったことは、雑芸員としても感無量である。今後、韓国でのシンポジウムなど、賀川献身100年記念イベントをご検討くださると言って下さった。

最近の出版物の話に話題が及ぶと、3月に季刊誌「at」で、賀川豊彦の可能性という特集が組まれる旨を申し上げ、編集長より頂いたバックナンバーをお見せした。すると、その号が有機農業についての特集だったのだが、表紙に書かれた執筆者方を、つぎつぎご存知であると、読み上げられた。えにし(縁)というのはあるのだなあとつくづく思う。(あ、お導きだった!)

日本語版も現在、鋭意進められている。韓国語版に先を越されてしまったが、おかげで励みになった。
少しづつだが、国際的な賀川豊彦の再評価が始まろうとしているのだろうか。いや、すでに始まっているのだ。

<写真:韓国語版 『ブラザーフットエコノミクス』 グルムコ出版 2009年2月>

友愛労働歴史館の間宮氏より、下記のような案内メールが届いた。雑芸員も時間を作って訪れたいと願っている。皆さまのご訪問をお願いしたい。友愛労働歴史館のHPは下記である。トップページの書籍紹介は特に目をひかれる。『ユニテリアンと福沢諭吉』・土屋博政著、慶応義塾大学出版会・定価3800円(税別)の帯には、「慶応義塾に神学校?!」とある。気になる一冊である。

http://www.yuairodorekishikan.jp/index2.html 

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皆様へ

1月8日から友愛労働歴史館常設展を開催いたしました。常設展ですから「友愛会・総同盟を中心とする戦前の日本労働運動」の解説が中心ですが、併せて今回は「福沢諭吉と友愛会の精神」を特別テーマとして解説を行っています。ぜひ一度、当館HPを覘いてみて下さい。
ところで1月10日から東京国立博物館で「未来をひらく福沢諭吉」展が開かれています。これは慶応義塾創設150年を記念した大掛かりな展覧会です。しかし、この「未来・・・福沢諭吉」展には、福沢とユニテリアン・ミッションとの関連が欠落しています。
当館「福沢諭吉」展は、この福沢とユニテリアン・ミッションとの関係について解説しています。また、福沢が明治33年にまとめた「修身要領」の 「独立自尊」の考えに、友愛会創設者・鈴木文治が強く共感していたことも併せて解説しています。一度、本常設展をご見学いただければ幸いです。

友愛労働歴史館
ボランティア 間宮悠紀雄

友愛労働歴史館  〒105-0014 東京都港区芝2-20-12 財団法人日本労働会館内
℡050-3473-5325、Fax03-3451-1710
Eメール      yuai@yuairodorekishikan.jp
ホームページ http://www.yuairodorekishikan.jp/ 

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         26e9e4a3.jpga2a1c1ed.jpg      
昨年12月25日、世はクリスマス当日で、昨晩までの喧騒がうそのように静まりを見せ始めていた。その日、故相馬雪香さんの記念式「相馬雪香さんを追悼し感謝する会」が、憲政記念館で開催された。前日には別件で、参議院会館にきていたが、二日続けての永田町通いである。当日は、館長とともに、世界連邦事務局の方も途中でご一緒して会場入りした。ほぼ一月前にも憲政記念館を訪れているが、それは尾崎行雄の生誕記念の式典であった。そのことはすでにブログで報告してある。以前は触れてなかったが、尾崎は慶応義塾の出身であるが、福沢諭吉に請われて慶応義塾で倫理学の教鞭をとっていた、A.C.ショウが伝道していた霊南坂教会で、1875年のクリスマスに洗礼を受けている。その後東京聖アンデレ教会に教籍をおいていた。後に尾崎は新潟新聞主筆の時代に、英国のThe Salvation Armyの存在を知り、「救世軍」という邦訳で紹介した。名づけ親である。賀川と救世軍の山室軍平との親交はよく知られている。尾崎はやがて政界入りし、1903-0912まで東京市長を務めるが、そのときの助役がキリスト者の田川大吉郎である。田川大吉郎は、賀川豊彦が創設した、中ノ郷信用組合の初代組合長であった(1928年)。尾崎は、その後憲政擁護の運動を進めて、シベリヤ出兵反対や枢軸国同盟反対、大政翼賛体制批判などをつらぬき、気骨ある政治家として「憲政の父」と称され今に至る。戦後は賀川豊彦らと共に世界連邦運動を推進し、初代総裁をつとめた。賀川は副総裁であった。(参照:『キリスト教歴史大辞典』 教文館)
<写真:「相馬雪香さんを追悼し感謝する会」での配布物より>
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プロフィール
HN:
賀川資料館 学芸員 杉浦秀典
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/10/06
職業:
博物館学芸員
趣味:
資料整理、バイク
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