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賀川豊彦記念 松沢資料館の学芸員による雑記帳です。仕事上の出来語や、最新のイベント情報などを掲載します。(個人的な見解であり、資料館としての公式な見解ではありません。)
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前回、家の光協会での賀川展をお伝えしたが、同じくJA関係では、今年落成した大手町のJAビル4Fにて、賀川展が開催されている。パネルとDVDであるが、12/1-25までの開催期間である。こちらも、雑芸員が展示をして来た。詳細は、下記Think Kagawa  にて紹介されているので、ご参照あれ。

http://d.hatena.ne.jp/kagawa100/20091203/1259807927


また、一般向けの公開ではないが、立教女学院中高でも、生徒さん向けに賀川展を開催してくださった。
 
地域の人向けの行事の際には、一部公開するとのことである。どんどん若い世代にも、賀川を知ってもらいたい。
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040.JPGこのたび、お世話になっている、JAグループ 家の光協会の1Fロビーで、賀川豊彦展が開催されている。
家の光協会さんには、『乳と蜜のながるる郷』、『劇画 死線を越えて』と、たてつづけに、関係書籍を刊行して頂いている。そして、劇画の刊行に合わせて、1Fのロビーにあるガラスケースに、賀川豊彦の特別展示をして頂いた。松沢資料館からもいくつか資料を貸し出しさせて頂いた。

来年3月まで開催されているとのことである。1Fロビーはオープンスペースなので、誰でもはいれるとのことである。最寄り駅は、飯田橋。

家の光協会までのアクセスは下記まで。

http://www.ienohikari.net/kyoukai/map.html


なお、上記展示に関する打ち合わせにお邪魔した際に、劇画を書きおろされた、藤生ゴオ先生とお会いした。以前、『劇画 蟹工船』を上梓され、これがきっかけになって、「蟹工ブーム」が起きたといわれている。藤生先生は、人間性豊かな、とても気さくな先生であり、好感とともに尊敬の念を抱いたものである。ぜひ、お買い求め頂きたい一冊である。

043.JPG
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左の写真は、東京大学総合研究博物館で開催されている、共同制作展示の展示会のポスターである。すでに展示じは始まっており、来年3月まで開催である。
実は私が参加した東京大学総合研究博物館学芸員専修コースでのワークショップの成果なのであるが、特別展の一つとして一般に公開されている。下記URLをご覧いただきたい。ページの下のほうに雑芸員も名前を載せて頂いている。

http://www.um.u-tokyo.ac.jp/exhibition/2009SouthernPacific80_description.html

本コースには、私も含めて各地の現役キュレーターの方々のほか、同博物館のポスドク特任教員の方々も多数ご参加されていた。リカレント教育という目的なのであるが、最高学府の研究機関が、このようなスキルアップの機会を企画してくださったことに深く感謝いたしたい。講義は当然、博物館担当の東大教授の先生方である。博物館に関するこれほどの第一級の専門教育を受けられる機会は他にはそんなにはないだろう。

これまでアーカイブズへの関心から、そちらの専門性を重視してきたが、やはり今後の展示の見直しや企画展を興すにあたって「キュレーター」としてのスキルと知識、技術の向上を目指したのである。ちなみに、キュレーターという言葉には「聖職者」という意味がある。「配慮する者」という意味での司祭職の一つが語源だと記憶しているが、このことは同館の『キュラトリアル グラフィティ』展のキャプション(正面入ってすぐ左)にしっかり書かれている。

お時間のある方は、ぜひお訪ねになってご覧頂きたい。
e701d52e.JPG

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今週土曜日には、賀川豊彦が創設に関わった、各協同組合の皆様共催の講演会・シンポジウムが開催される。こちらも非常に期待される。

基調講演者の木山啓子氏、徳島県生協連会長の阿部和代氏、世界連邦21世紀フォーラム代表の木戸寛孝氏、共同通信社・国際平和協会理事長の伴武澄氏という豪華かつ異色の組み合わせである。

伴氏は、翌日のシンポジウムにも出られるのであるから本当に大活躍である。また木戸氏とは日ごろ親交があり、以前、当ブログでもご紹介させていただいたが、世界連邦運動で国際刑事裁判所へ日本が批准する際の、ロビー活動の業績が称えられる。世界連邦を「世界の廃藩置県」というようにおっしゃられるが、さすが桂小五郎こと木戸孝允の末裔である。

コーディネータには、なんとNHKでご活躍された、池上彰氏が登壇される!会場で必見のイベントであるのは間違いない。総合司会には、日ごろ行き届かない拙者雑芸員を補佐してくれている、秀逸な調査員も出演する。

すでに電話鳴りっぱなしのうれしい悲鳴とのことを事務局から聞いているが、まだ間に合えば、ご参加のお問い合わせいただきたい。



ダウンロード(pdf)

しばらくはブログを書ける状態ではないほど、多忙であったが、楽しみにしていていたかたがおられたらまずは陳謝申し上げたい。

さて今度の日曜日には、日ごろお世話になっている千葉大の公共哲学センターが主催で、友愛政治の可能性を問うシンポジウムが開催される。

昨年9月に、同センターで筆者がセミナーを受け持たせていただいてから、早一年。5月に一回目、11月に2回目、そして今回の企画と、こんなにも多くの賀川関係企画を開催していただき、まことに感無量である。センター長の小林正弥先生には心よりお礼申し上げるばかりである。
また、世界連邦21世紀フォーラムで理事をご一緒している鈴木寛先生には、文科副大臣として閣僚のお仕事にお忙しい中にも関わらず、ご登壇ということで、これもまた心よりお礼を申し上げるばかりと、痛く感じている。

そして賀川と協同組合に関して、日ごろ親しくさせていただいている伴武澄氏にご登壇いただくのだが、同じセッションには、世界連邦運動協会がオルタモンドとともに推進している、「国際連帯税」に関して、こちらもまた日ごろお世話になっている、上村雄彦先生にご登壇して頂くのである。国際連帯税には、筆者も非力ながら、事務局や運営委員に就かせていただいて、運動に参与している。

そして、最後のセッションにも倉坂秀史先生や、(私の記憶が確かであれば)法務政務次官にご就任の牧野聖修先生にもご登壇予定とのこと、見逃せない。

いやはやなんという、オールスターという顔ぶれで、まだ11月というのに、まるで紅白かと思わせるような豪華さである。いやそれよりも、自分の知己の間の方がこれだけ出られると、なんだか、筆者のようなものには、子どものころの仮面ライダー(いまでも観てるが)の最終回などに、一斉にオールライダーが集まって決戦をするシーンを思い出してしまうのだが(もちろんこのシンポで最終回では困ってしまう!)、ぜひ、今後も定期的に開催して頂ければ幸いである。

多くの方のご参加と活発かつ有益な議論が持たれることを期待したい。

終了後の懇親の場が楽しみである…

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プロフィール
HN:
賀川資料館 学芸員 杉浦秀典
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1964/10/06
職業:
博物館学芸員
趣味:
資料整理、バイク
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