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賀川豊彦記念 松沢資料館の学芸員による雑記帳です。仕事上の出来語や、最新のイベント情報などを掲載します。 (主観的な情報も含まれますので、館としての公式見解でないものであることをあらかじめご了承下さい。)
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2009年に神戸でご講演された、阿部志郎氏によれば、賀川の活動のプロセスは以下になります。

レスキュー rescue (救助)
リリーフ  relief  (救援活動)
リハビリ   rehabilitation  (社会復帰)→賀川は連日東京中で講演して復興を説いて、励ましていった)      
リコンストラクション  reconstruction (再建)→各種の地域事業を行った:江東消費組合、中ノ郷質庫信用組合ほか) → 諸事業を通したコミュニティ形成によるまちづくり・復興を行う。
 
(阿部志郎氏の講演より)

賀川は、レスキュー、リリーフ、リハビリ、リコンストラクションというプロセスを、セツルメント事業を通して継続的に行うことで、地域的な回復への助力としました。

このプロセスはどれも大切ですが、賀川の場合は、特にリリーフという救援という過程から本格的に関わりを持ちます。必要物質を届け、夜は看護婦たちと見回りをしたりしました。そこにいる人々に、その都度必要としているものはなにかを探り、それに柔軟に対応しつつ提供していったのです。

僭越ながら、私は個人的な見解として、あとひとつ「リフレクション reflection (省察、内省)」を加えたいと思います。賀川はそれぞれの局面でよく事実を観察し、具体的には、行政側の配給方法の非効率性や、各団体の活動の非統一性、バラックの分散化などの実態を把握し考察し、改善へとつなぐために、それらの情報素材をフィードバックしてゆきました。

 


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プロフィール
HN:
賀川資料館 学芸員 杉浦秀典
年齢:
52
性別:
男性
誕生日:
1964/10/06
職業:
博物館学芸員
趣味:
資料整理、バイク
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