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賀川豊彦記念 松沢資料館の学芸員による雑記帳です。仕事上の出来語や、最新のイベント情報などを掲載します。(個人的な見解であり、資料館としての公式な見解ではありません。)
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辻元議員の書籍が出版された。『いま、「政治の質」を変える!』である。これまでt辻元議員は、さまざまな話題を提供してこられ、また苦しい馳せ場もくぐり抜けられたことと記憶する。逆にそれらの経験から、本質的な政治問題の解決に向けようとの意図からの上梓であろう。是非、多くの方にご一読願いたい。特に今日われわれが、NPOという新しい公共セクターを法的に位置づけられたのは、辻元議員の尽力によるものであるのはいうまでもない。まずは下記をご欄あれ。
http://www.kiyomi.gr.jp/news/2012/05/15-2265.html

実は昨日、雑芸員も関わっているNGO関係者から、出版記念会に来ないかと誘われ、是非にとお願いして夕刻に駆けつけた。すでに開始時間前には用意された席は満席、なんとか着席はかなうものの、あとからたくさんの人が押し寄せて、とうとう立ち見であふれてしまった。会場は憲政記念館内のレセプション会場でり、雑芸員も以前何度かここで、たくさんの各界著名人らとお会いしてきたが、昨日はどうも様相が違っていた。

第一部は、作家の辻井喬氏の講演であった。誰なのかと思われる人もいるかもしれないが、そうあの西武セゾングループの経営者であり、80年代渋谷の西武百貨店などを仕掛けた堤清二氏その人である。現在もご活躍だが、昭和史の重要な人物であるのは間違いない。その方のご講演が感銘と共に終わると、今度は駆けつけた元首相の鳩山さんからスピーチがはじまった。続いて第二部では、おなじく前総理の菅さん、現副総理の岡田さん、現政調会長の前原さん、と次々と政府の大物議員からのスピーチがなされ、圧倒されつつも耳を傾けていた。その後は誰がどうお話しされたか、小生の頭の弱小メモリーでは、あまりに情報過多で、覚えきれないほどたくさんの方が演壇にたちが辻元議員への励ましを語っていた。

ただし驚くべきは、祝福しに来たのは民主党の人たちだけでなかったことである。なんと自民党からも野田聖子さん筆頭に河野さん他が、またみんなの党の川田さんが、公明党の方やそしてなんと!以前所属の社民党からもお祝いに駆けつけていたのである。他にも、反貧困の湯浅誠さん(この秋の賀川記念講演会の講演者:於明学)、昨年一月に訪問させて頂いた、連合の古賀さん、朝生の田原さん、文春の勝谷さん、テレ朝の川上さん、石川さゆりさん、菅さんのおつれあいの伸子さん、当館のある世田谷区長の保坂さん、米国大使館員、水戸黄門と自称する渡辺恒三さんやその同年代の江田五月さん、その他多すぎて覚えきれなかったりした数々の議員さんと小生の勉強不足でお名前を存じ上げていない議員さん(挙げられなかった方、すみません)、はたまた驚いたのは、すぐお帰りになたが、なんと鈴木宗男さんまで!!(過去の因縁を越えてか) もはやこないのは総理か小沢さんか…

いまや政治は党派の結束とか忠誠の時代ではなく、議員個々の意思決定と党を超えたつながりが、法案などを動かす動機になっているのかもしれない。政党間の協力が難しくても、政治家間の協力で動かしていってくれれば、党利、党略に縛られず、大切なことを実行してゆけるのではないだろうか。政治停滞のこの時期、新しい道が期待される。

なんにせよ、とにかく辻元さんの人気はすごい!と改めて痛感した。菅さんは、次の選挙は「辻元さんが党首で戦ったらどうです、日本発の女性総理大臣に」などと話していたが、いまどき政治も経済もなにがおきてもおかしくない時代なので、ありえるかもしれないと妙な気持ちで聞いていたが、地元選挙区の大阪は橋本氏旋風ででかなり苦戦とのこと。落ちれば、それまで以下の過酷な人生になると誰かがスピーチしていた…。

しかしきっと辻元議員の本領は、その場に集った、小生らも含めた各地のNPO、NGOなどの市民運動であろう。昨年の被災地支援でも、辻元さんの活躍で、救援ボランティアの多くが助けられたと聞く。新しい公共が今後の政治、社会を担うことは必至だが、まだまだ十分ではない。特に資金不足で、思うように活動をできないことなどよく聞くことである。ぜひともそのあたりの活性化と今後の発展、拡充のためにも、辻元さんにはまだまだご活躍をいただかねばと、願ったひと時であった。帰り際に笑顔と握手でお見送りいただいたが、その掌の温もりこそ、政治が忘れていけない原点なのであると感じつつ会場を後にした。一杯入ったのだろうか目の前を歩く菅夫妻がやけに明るかったのが印象的だった…

以上報告まで。
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プロフィール
HN:
賀川資料館 学芸員 杉浦秀典
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1964/10/06
職業:
博物館学芸員
趣味:
資料整理、バイク
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