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賀川豊彦記念 松沢資料館の学芸員による雑記帳です。仕事上の出来語や、最新のイベント情報などを掲載します。(個人的な見解であり、資料館としての公式な見解ではありません。)
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以下御案内まで。自民党総裁選の話題が持ちきりだが、その立候補者の一人、林芳正参議院議員も出られるシンポジウムである。林議員には、はやくより議員連盟の会長としてご活躍頂いてきた。他、国際的にも重要人物が多数参加される企画なので、是非多くの方にお出で願いたい。

国際シンポジウム: 金融取引税・国際連帯税は世界を救うか?
-革新的資金メカニズムを巡る世界のリーダーと市民社会との対話-
■日 時: 2012年10月11日(木) 午後2時~6時(開場は午後1時より)
■会 場: 青山学院大学・国際会議場(17号館6階)

- 概要-
■日 時: 2012年10月11日(木) 午後2時~6時(開場は午後1時)
■会 場: 青山学院大学・国際会議場(17号館6階)
・住所;東京都渋谷区渋谷4-4-25(東京メトロ「表参道駅」より徒歩5分)
■海外ゲスト: パスカル・カンファン(フランス開発大臣)
マルセル・ドゥ・スーザ(ベナン開発大臣)
ハイディ・ハウタラ(フィンランド国際開発大臣)
ピーター・バクビス(ITUC/グローバルユニオン・ワシントン事務所長)
カーステン・ジーリング(ドイツ連邦議会議員・金融委員会所属) 
デービット・ヒルマン(英NGO、ロビンフッド・タックス・キャンペーン)
■参加費(資料代): 500円(学生以下は無料)
■言 語: 日英語同時通訳
■主 催: 国際連帯税フォーラム /動く→動かす 
■共 催: 国際連帯税創設を求める議員連盟
      開発のための革新的資金調達に関するリーディング・グループ
 <プログラム>
第一部:世界と日本からのステートメント
・金子 文夫(国際連帯税フォーラム代表理事/横浜市大教授)
・林  芳正(国際連帯税創設を求める議員連盟会長・参議院議員)
・ハイディ・ハウタラ(フィンランド国際開発大臣)
・カーステン・ジーリング(ドイツ連邦議会議員・金融委員会所属)
・ブラジルと日本の大臣については参加要請中
 
第二部:パネル討論 「金融取引税・国際連帯税の必要性とその実施について」
・上村 雄彦(LG金融取引税タスクフォース・国際専門家委員/横浜市大教授)
・石橋 通宏(国際連帯税創設を求める議員連盟事務局長代行)
・パスカル・カンファン(フランス開発大臣)
・マルセル・ドゥ・スーザ(ベナン開発大臣)
・ピーター・バクビス(ITUC/グローバルユニオン・ワシントン事務所長)
・デービット・ヒルマン(英NGO、ロビンフッド・タックス・キャンペーン)
 
第三部:金融取引税・国際連帯税に関するアピール採択
【プログラムは変更されることがあります】
 

(上記に関連して、先日官邸へ要請に行きました!)

下記の写真は、先週の某日夕刻、首相官邸へ要請文を届けにいった際の写真である。齊藤つよし官房副長官が御対応下さった。急遽ロシアへ行かねばならない多忙な時にわざわざお会い下さった。本当に感謝するばかりである。
20120906.JPG
<訪問記>
その日は、地下鉄から降りて地上へ出るなり、まるで風雲急を告げるかのごとく、永田町は厚くどんよりした雲と突風が吹いていた。間もなく開催される各党の様々な動きを暗示しているかのごとき出迎に思えた。そのような空気とは別に、われわれ市民グループは、これまで以上に熱情を込めた要請文を携えて、官邸へとやってきた。官邸は、議員会館よりはるかに厳しいセキュリティコントロールで、何人もの警備の方に観察される。それは当然のことである、一国の国家元首の仕事場である。われわれ市民4人は、手続きを済ませて、案内の議員秘書の方に先導され、入館パスをもらうや、待機している首相向けマスコミを横目に、エレベータへと乗り込む。目的は5Fの会議室である。今夕はそこで、官房副長官である齊藤つよし氏へ、野田総理宛の要請文を手渡すためやってきたのだ。
 初めて入る日本国行政上の最高地点の雰囲気には、なんとも圧倒されてしまった。5Fで降りると、広い回り廊下になっていて、ぐるりと中庭を見下ろせた。両脇には風情ある石が飾られ、階下中庭の竹と共に、和の雰囲気を盛りたてている。厚めのカーペットをまっすぐ進み、会議室へ入室。しばらくして、議員連盟事務局長の石橋議員が到着された。あいさつをすませ共に待機していたところ、副官房長官の秘書官の方が、ご丁寧にも冷たい茶をもてなして下さった。緊張を和らげるのにとても良かった。別件が少し押しているとのことで、予定時間を少し過ぎてからであったが、待望の官房副長官がお出で下さった。大変な激務とお聞きするが、そのような中で、あえて市民の要請文を受け止めるため、お時間を割いて下さったことに、心より敬意の念を抱いた。その後、短い話し合いが始まった。
世界規模での助けあいである、「国際連帯税」の今後の進め方についてや各省庁への対応などについて、官房副長官は、懇切に対応して下さった。重要なご助言等も頂き、一同の訪問は、大きな収穫を得て無事終えることができた。
今後、具体的な進め方はまだ分からないが、しかし確実に進んでいるという手ごたえが広がりはじめている。コツコツと市民らが運動を積み重ね、また議員連盟の皆様も党派を越えて協力して下さっておられる。日頃の報道では、政党間でぶつかりあってばかりのような印象であるが、実際には良いことに対して協働し、汗をかいて地道に取り組んでいることもあるのだ。決して権力闘争ばかりしているのではないのである。
 
ちなみに、今夏8/10の国会で成立した、「社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法等の一部を改正する等の法律案」の中に、”国際連帯税”が法律の文言内に謳われたので、ご紹介しよう。
第七条
「七 国際的な取引に関する課税については、国際的な租税回避の防止、投資交流の促進等の観点から必要に応じて見直すとともに、国際連帯税について国際的な取組の進展状況を踏まえつつ、検討すること。」

わずかながらではあるが、前進しているのである。

以上
 
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プロフィール
HN:
賀川資料館 学芸員 杉浦秀典
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1964/10/06
職業:
博物館学芸員
趣味:
資料整理、バイク
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