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賀川豊彦記念 松沢資料館の学芸員による雑記帳です。仕事上の出来語や、最新のイベント情報などを掲載します。 (主観的な情報も含まれますので、館としての公式見解でないものであることをあらかじめご了承下さい。)
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昨年、韓国で『ブラザーフットエコノミクス』の出版があることをお伝えしたが、本日は、その出版物がすでに刊行されたとのご報告を、翻訳者であるプルム農業環境学校のハンソンミョン先生自らがお越しになり、ご報告下さった。思わぬ朗報に心が躍る。

この書の原本は英語であるが、各国語に翻訳されてきた。しかし日本語、韓国語はこれまで出版のの記録はなかった。(「キリスト教兄弟愛と経済改造」という、基になった論考は、旧「雲の柱」(復刻版)で読むことができる。)

当館研究員の調査によると、この出版を手掛けてくださったプルム学校創設者は、韓国のガンディーといわれたハン・ソックンの影響を受けた人とのことである。ハン・ソックンはキム・ギョシンの影響を受け、キム・ギョシンは日本に留学して内村鑑三の影響を強く受けた。いずれも韓国で独立や民主化に貢献した有名な思想家たちとのことである。ちなみに、お帰りがてら、ハンソンミョン先生は、無教会の先生とのところをお立ち寄りになられると、ご同行された大東文化大学教員の先生が言っておられた。

出版をしたグルムコ出版は、エコロジー関係の書籍を出版しているとのことである。歴史的にも由緒ある協同組合関係者から、このたびの出版になったことは、雑芸員としても感無量である。今後、韓国でのシンポジウムなど、賀川献身100年記念イベントをご検討くださると言って下さった。

最近の出版物の話に話題が及ぶと、3月に季刊誌「at」で、賀川豊彦の可能性という特集が組まれる旨を申し上げ、編集長より頂いたバックナンバーをお見せした。すると、その号が有機農業についての特集だったのだが、表紙に書かれた執筆者方を、つぎつぎご存知であると、読み上げられた。えにし(縁)というのはあるのだなあとつくづく思う。(あ、お導きだった!)

日本語版も現在、鋭意進められている。韓国語版に先を越されてしまったが、おかげで励みになった。
少しづつだが、国際的な賀川豊彦の再評価が始まろうとしているのだろうか。いや、すでに始まっているのだ。

<写真:韓国語版 『ブラザーフットエコノミクス』 グルムコ出版 2009年2月>

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プロフィール
HN:
賀川資料館 学芸員 杉浦秀典
年齢:
52
性別:
男性
誕生日:
1964/10/06
職業:
博物館学芸員
趣味:
資料整理、バイク
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