賀川豊彦記念 松沢資料館の学芸員による雑記帳です。仕事上の出来語や、最新のイベント情報などを掲載します。(個人的な見解であり、資料館としての公式な見解ではありません。)
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雑芸員も参加しているNGO主催の講演会が開催されるので、是非ご参加下さい。当日は、雑芸員もいるので、現地でお目にかかりましょう!
◆◇記念講演: 水野和夫さん(内閣官房審議官)◆◇
テーマ: 「21世紀利子革命後の資本主義の本質、膨張しない豊かさへ」
【日 時】2012年5月19日(土)14:00~16:30(13:30開場)
【場 所】青山学院大学 11号館3階1134教室
(東京メトロ「表参道駅」B1出口より徒歩約5分)
地図⇒http://www.aoyama.ac.jp/other/access/aoyama.html
◎参加申し込み先:
「記念講演参加希望」とお書きの上、お名前、ご所属(あれば)を明記して下記までにお送り下さい。
・E メール: acist.japan@gmail.com FAX: 03-3834-2406
・12時30分より同場所で国際連帯税フォーラム第2回総会を開催していますので、こちらにもどうぞ。
★水野さんの最新の主張の要約(日経新聞・やさしい経済学「危機・先人に学ぶ カール・シュミット」より ただし「政治的的なもの」の部分は省略)。
*1990年代以降日本が経験し、今日欧米先進国にも広がりつつある超低金利、すなわち利潤率の歴史的低下という現象ついて、それがなぜ起きるのか、を追求すれば近代の本質に迫ることができる。
*その解は「空間革命」にある。近代資本主義の空間とは「市場」であり、日独は貿易を中心とする実物市場で資本を最も蓄積、英米は金融市場で成功した。しかし、資本を過剰に蒐集した結果、10年国債利回りが2%を下回る利子率革命という事態に至っている(これはゼロ成長となったことを意味する)。
*この間、2001年の9.11(米国同時多発テロ)、08年の9.15(リーマン・ショック)、昨年の3.11(東京電力福島第1原子力発電所)、さらに10年以降のユーロソブリン問題という一連の未曾有の事件が起きたが、それらは水面下で一本の糸につながっている。すなわち、富やマネー、エネルギーそして領土(的なもの)を過剰なまでに蒐集したためである。
*かくして、21世紀は「脱テクノロジー・脱成長の時代」として生き抜くこと。日本の未来も、近代の延長線上にはない。これから求められるのは、自然と共存し、ゼロ成長でも持続していける社会である(『終わりなき危機 君はグローバリゼーションの真実を見たか』(日本経済新聞出版社)。
*今後の世界経済にとり余剰資本のコントロールはひじょうに重要。そのためには、トービン税のような、国際的な金融取引に課税する仕組みが望まれる(『超マクロ展望 世界経済の真実』集英社新書)。
<水野和夫さんプロフィール>
内閣府官房審議官(経済財政分析担当)。1953年生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了。三菱UFJモルガン・スタンレー証券、埼玉大学大学院経済科学研究科客員教授を経る。
◆◇記念講演: 水野和夫さん(内閣官房審議官)◆◇
テーマ: 「21世紀利子革命後の資本主義の本質、膨張しない豊かさへ」
【日 時】2012年5月19日(土)14:00~16:30(13:30開場)
【場 所】青山学院大学 11号館3階1134教室
(東京メトロ「表参道駅」B1出口より徒歩約5分)
地図⇒http://www.aoyama.ac.jp/other/access/aoyama.html
◎参加申し込み先:
「記念講演参加希望」とお書きの上、お名前、ご所属(あれば)を明記して下記までにお送り下さい。
・E メール: acist.japan@gmail.com FAX: 03-3834-2406
・12時30分より同場所で国際連帯税フォーラム第2回総会を開催していますので、こちらにもどうぞ。
★水野さんの最新の主張の要約(日経新聞・やさしい経済学「危機・先人に学ぶ カール・シュミット」より ただし「政治的的なもの」の部分は省略)。
*1990年代以降日本が経験し、今日欧米先進国にも広がりつつある超低金利、すなわち利潤率の歴史的低下という現象ついて、それがなぜ起きるのか、を追求すれば近代の本質に迫ることができる。
*その解は「空間革命」にある。近代資本主義の空間とは「市場」であり、日独は貿易を中心とする実物市場で資本を最も蓄積、英米は金融市場で成功した。しかし、資本を過剰に蒐集した結果、10年国債利回りが2%を下回る利子率革命という事態に至っている(これはゼロ成長となったことを意味する)。
*この間、2001年の9.11(米国同時多発テロ)、08年の9.15(リーマン・ショック)、昨年の3.11(東京電力福島第1原子力発電所)、さらに10年以降のユーロソブリン問題という一連の未曾有の事件が起きたが、それらは水面下で一本の糸につながっている。すなわち、富やマネー、エネルギーそして領土(的なもの)を過剰なまでに蒐集したためである。
*かくして、21世紀は「脱テクノロジー・脱成長の時代」として生き抜くこと。日本の未来も、近代の延長線上にはない。これから求められるのは、自然と共存し、ゼロ成長でも持続していける社会である(『終わりなき危機 君はグローバリゼーションの真実を見たか』(日本経済新聞出版社)。
*今後の世界経済にとり余剰資本のコントロールはひじょうに重要。そのためには、トービン税のような、国際的な金融取引に課税する仕組みが望まれる(『超マクロ展望 世界経済の真実』集英社新書)。
<水野和夫さんプロフィール>
内閣府官房審議官(経済財政分析担当)。1953年生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了。三菱UFJモルガン・スタンレー証券、埼玉大学大学院経済科学研究科客員教授を経る。
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