賀川豊彦記念 松沢資料館の学芸員による雑記帳です。仕事上の出来語や、最新のイベント情報などを掲載します。(個人的な見解であり、資料館としての公式な見解ではありません。)
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友愛労働歴史館の間宮氏より、下記のような案内メールが届いた。雑芸員も時間を作って訪れたいと願っている。皆さまのご訪問をお願いしたい。友愛労働歴史館のHPは下記である。トップページの書籍紹介は特に目をひかれる。『ユニテリアンと福沢諭吉』・土屋博政著、慶応義塾大学出版会・定価3800円(税別)の帯には、「慶応義塾に神学校?!」とある。気になる一冊である。
http://www.yuairodorekishikan.jp/index2.html
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皆様へ
1月8日から友愛労働歴史館常設展を開催いたしました。常設展ですから「友愛会・総同盟を中心とする戦前の日本労働運動」の解説が中心ですが、併せて今回は「福沢諭吉と友愛会の精神」を特別テーマとして解説を行っています。ぜひ一度、当館HPを覘いてみて下さい。
ところで1月10日から東京国立博物館で「未来をひらく福沢諭吉」展が開かれています。これは慶応義塾創設150年を記念した大掛かりな展覧会です。しかし、この「未来・・・福沢諭吉」展には、福沢とユニテリアン・ミッションとの関連が欠落しています。
当館「福沢諭吉」展は、この福沢とユニテリアン・ミッションとの関係について解説しています。また、福沢が明治33年にまとめた「修身要領」の 「独立自尊」の考えに、友愛会創設者・鈴木文治が強く共感していたことも併せて解説しています。一度、本常設展をご見学いただければ幸いです。
友愛労働歴史館
ボランティア 間宮悠紀雄
友愛労働歴史館 〒105-0014 東京都港区芝2-20-12 財団法人日本労働会館内
℡050-3473-5325、Fax03-3451-1710
Eメール yuai@yuairodorekishikan.jp
ホームページ http://www.yuairodorekishikan.jp/
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http://www.yuairodorekishikan.jp/index2.html
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皆様へ
1月8日から友愛労働歴史館常設展を開催いたしました。常設展ですから「友愛会・総同盟を中心とする戦前の日本労働運動」の解説が中心ですが、併せて今回は「福沢諭吉と友愛会の精神」を特別テーマとして解説を行っています。ぜひ一度、当館HPを覘いてみて下さい。
ところで1月10日から東京国立博物館で「未来をひらく福沢諭吉」展が開かれています。これは慶応義塾創設150年を記念した大掛かりな展覧会です。しかし、この「未来・・・福沢諭吉」展には、福沢とユニテリアン・ミッションとの関連が欠落しています。
当館「福沢諭吉」展は、この福沢とユニテリアン・ミッションとの関係について解説しています。また、福沢が明治33年にまとめた「修身要領」の 「独立自尊」の考えに、友愛会創設者・鈴木文治が強く共感していたことも併せて解説しています。一度、本常設展をご見学いただければ幸いです。
友愛労働歴史館
ボランティア 間宮悠紀雄
友愛労働歴史館 〒105-0014 東京都港区芝2-20-12 財団法人日本労働会館内
℡050-3473-5325、Fax03-3451-1710
Eメール yuai@yuairodorekishikan.jp
ホームページ http://www.yuairodorekishikan.jp/
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昨年12月25日、世はクリスマス当日で、昨晩までの喧騒がうそのように静まりを見せ始めていた。その日、故相馬雪香さんの記念式「相馬雪香さんを追悼し感謝する会」が、憲政記念館で開催された。前日には別件で、参議院会館にきていたが、二日続けての永田町通いである。当日は、館長とともに、世界連邦事務局の方も途中でご一緒して会場入りした。ほぼ一月前にも憲政記念館を訪れているが、それは尾崎行雄の生誕記念の式典であった。そのことはすでにブログで報告してある。以前は触れてなかったが、尾崎は慶応義塾の出身であるが、福沢諭吉に請われて慶応義塾で倫理学の教鞭をとっていた、A.C.ショウが伝道していた霊南坂教会で、1875年のクリスマスに洗礼を受けている。その後東京聖アンデレ教会に教籍をおいていた。後に尾崎は新潟新聞主筆の時代に、英国のThe Salvation Armyの存在を知り、「救世軍」という邦訳で紹介した。名づけ親である。賀川と救世軍の山室軍平との親交はよく知られている。尾崎はやがて政界入りし、1903-0912まで東京市長を務めるが、そのときの助役がキリスト者の田川大吉郎である。田川大吉郎は、賀川豊彦が創設した、中ノ郷信用組合の初代組合長であった(1928年)。尾崎は、その後憲政擁護の運動を進めて、シベリヤ出兵反対や枢軸国同盟反対、大政翼賛体制批判などをつらぬき、気骨ある政治家として「憲政の父」と称され今に至る。戦後は賀川豊彦らと共に世界連邦運動を推進し、初代総裁をつとめた。賀川は副総裁であった。(参照:『キリスト教歴史大辞典』 教文館)
<写真:「相馬雪香さんを追悼し感謝する会」での配布物より>
献身記念事業の一つに、共同データベースの企画がある。これは、松沢資料館と神戸のイエス団ミュージアムのデータとを、VPNを引いて、一つのシステムで管理するものである。これについて、いよいよ最終段階に入ったこともあり、これまで何度かデータベースについてのご教示を頂いている東京大学情報学環のT氏を、先月2日に訪ねた。学環ゼミ室で2時間も、特別個人講義をして頂き、本企画のデータベースのテーブル設計について、お知恵を拝借した。私の見識では至らない点なども、懇切に教えて頂いた。T氏によれば、共同データベース(公式には”ミュージアムネットワーク”と称して、献身事業の一環にしている。)というものは、これまであまり事例がないのではないかということである。献身事業は、委員、事務局だけでなく、T氏のようにまったくの好意で関わってくださる協力者も、背後にはいるのである。今後は神戸と松沢のみのネットワークでなく、その他の賀川ミュージアムなどとの情報共有化を進めて行きたい。
<写真:共同データベースのHP用検索画面(案)>
<写真:共同データベースのHP用検索画面(案)>
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